乾燥肌モデルマウスを用いた皮膚機能改善効果の検討(2)

特定の飼料(HD-AD)を与え、乾燥肌(アトピー性皮膚炎様症状)を発症させたマウスと、パイナップルセラミドを同時に与え、乾燥肌の発症を抑えたマウスの背部皮膚のバリア機能について評価した結果が示されています。

HD-AD食を与え、乾燥肌を発症させたマウスは、水分蒸散量の数値(TWEL値)が上昇、水分量が低下しバリア機能が悪化していますが、パイナップルセラミドを同時に与えたものは、処置を施していない通常食群とほぼ同様のバリア機能を維持しています。

引用:FOOD STYLE21

乾燥肌モデルマウスを用いた皮膚機能改善効果の検討(1)

乾燥肌モデルマウスを用いたパイナップルセラミドの皮膚機能改善効果の検討結果が報告されています。

特定の飼料(HD-AD)を与えることで乾燥肌(アトピー性皮膚炎様症状)を発症するマウスにパイナップルセラミドを同時に与えることにより、乾燥肌の発症を抑える効果が示されています。


引用:FOOD STYLE21

疑似腸管炎症モデルを用いた皮膚機能改善作用の検討

パイナップルセラミドの肌に対する機能性を示す研究結果が多く得られていますが、摂取されたパイナップルセラミドの消化管での吸収や、体内動態については未知の部分が多く残っています。

疑似腸管モデル(図参照)を用いた、免疫細胞への影響について、皮膚機能を改善させるIL-23(インターロイキン)の発現を促進させる研究結果が報告されています。

図 疑似腸管モデル実験系とIL23発現による肌機能への影響

引用:FOOD STYLE21

パイナップル由来グルコシルセラミドのくすみ改善効果

「くすみ」はメラニンの沈着、血行の不良による明度の低下、皮膚の凹凸による影等が原因とされる、肌が暗く見える状態のことを表します。

パイナップル由来グルコシルセラミドの摂取により、明度(L*値)を上昇させる効果が報告されていますが、皮膚の凹凸改善に関係するキメ個数についても増加している研究結果が確認されています。

20歳以上、60歳未満の男女被験者30名の頬中央部からシリコン剤を用いたキメレプリカを採取し皮膚1mmあたりのキメ個数を解析しています。

引用:薬理と治療

フィトールのメラニン産生抑制効果 ブライトニングパイン

パイナップルセラミドには保湿効果やバリア機能の改善効果があることが研究結果から明らかになってきましたが、さらに
パイナップルには肌を明るくする、シミの原因となるメラニンの産生を抑制する効果を持つ成分があることがわかっています。

それが『フィトール』と呼ばれる物質で、高い抗酸化力を持つビタミンEの基となる物質としても知られています。

フィトールのメラニン産生抑制効果がメラニンを産生するB16メラノーマ細胞を用いた研究から確認されています。

引用:FOODSTYLE21

臨床試験 肌の明るさへの影響

肌のくすみを気にする20~60歳の日本人男女を対象とした12週間のパイナップル由来グルコシルセラミド含有食品摂取試験において、皮膚の色調改善効果が確認されました。

皮膚の色調を色差測定により検討しています。
色差は明るさを表すL*値、赤みを表すa*値、黄色みを表すb*値から表されます。

L*値の上昇から明るさの上昇、a*値の減少から赤みの減少という結果が得られています。

引用:薬理と治療

臨床試験 保湿効果への影響

経皮水分蒸散量(transepidermal water loss:TEWL)は角層を通って失われる水分量のことを言い、バリア機能の指標となります。
皮膚から失われる水分量が減るということは皮膚の水分量が増加し、肌荒れ等になりにくい肌になる、外部からの刺激に強くなるということを意味しています。

引用:応用薬理