グルコシルセラミドについて ②

名称について

セラミド(Ceramide)は スフィンゴシンと脂肪酸がアミド結合した化合物の総称とされています。

セラミドに糖が結合したものはスフィンゴ糖脂質と呼ばれ、結合する糖鎖が多様に存在するため非常に多くの種類が見つかっています。
そのなかでもグルコースと結合したものをグルコシルセラミド(別名:グルコセレブロシド)と総称し、様々な植物(パイナップル他コメ・こんにゃく等)から抽出されています。

セラミドは、スフィンゴシン(sphingosine)と脂肪酸(fatty acid)がアミド結合を形成している化合物の総称です。このセラミドに、糖が結合したものはスフィンゴ糖脂質(sphingoglycolipid)と呼ばれており、糖鎖との結合パターンの多様性から非常に多くの種類が存在しています。

中でも、セラミドがグルコースと結合したものをグルコシルセラミド(または別名:グルコセレブロシド)と呼びます。このグルコシルセラミドは様々な植物から抽出されており、特にパイナップルやコメ、こんにゃくなどから多く見つかっています。

グルコシルセラミドは、皮膚や細胞膜の構造を形成するなど、さまざまな生物学的機能を有しています。また、その独特な構造と性質から、美容や健康分野において注目される機能性成分としての可能性が探求されています。

グルコシルセラミドの研究は、セラミドファミリー全体に関する理解を深めるとともに、植物由来のバリエーションを活用した応用研究も進展しています。これにより、植物由来グルコシルセラミドの活用による健康や美容への応用が期待されています。

グルコシルセラミドについて

引用:生化学

監修

江口  文陽
江口  文陽教授
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授、2021年4月より東京農業大学学長に就任

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長
2021年04月 - 継続中 東京農業大学 学長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会