グルコシルセラミドについて ②

名称について

セラミド(Ceramide)は スフィンゴシンと脂肪酸がアミド結合した化合物の総称とされています。

セラミドに糖が結合したものはスフィンゴ糖脂質と呼ばれ、結合する糖鎖が多様に存在するため非常に多くの種類が見つかっています。
そのなかでもグルコースと結合したものをグルコシルセラミド(別名:グルコセレブロシド)と総称し、様々な植物(パイナップル他コメ・こんにゃく等)から抽出されています。

グルコシルセラミドについて

グルコシルセラミドについて ①

グルコシルセラミドについて理解するには、まずセラミドを理解する必要があります。
セラミドとは細胞と細胞、皮脂、角質をつなげている接着剤のようなもので、細胞間脂質と呼ばれているものです。
セラミドは皮膚内に水分を閉じ込めてうるおいを保ち、外部からの刺激、ストレスから肌の恒常性(健康)を保つバリア機能を担っています。

セラミドは本来、肌の細胞から生成されるものですが、加齢などによる影響で年々生成量が減ってゆき、これが乾燥肌、肌荒れなどの肌トラブルにつながっていきます。
そのため、肌の健康を保つために様々な方法でセラミドを補充する必要があり、そのための研究が長い間続けられています。

一言にセラミドといっても何種類も存在し、グルコシルセラミドはその一種ということになります。

これらセラミドについて働きや構造、生成方法の違いなどを紹介していきます。

パイナップル果実エキスの美容効果 作用機序②-2

〈グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスによる美白作用〉

グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスに含まれるフィトールがビタミンEおよびビタミンKへと生合成されることで美白作用を示すほか、フィトールによるグルタチオンの産生を促進する作用も報告されています。

グルタチオンはメラニン合成に関与する酵素であるチロシナーゼの働きを抑制することが確認されています。

グルタチオンのメラニン産生抑制作用もフィトールの美白作用の機序のひとつと考えられています。

パイナップル果実エキスの美容効果 作用機序のイメージ

引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果 作用機序②-1

グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスの摂取および、肌への塗布による美容効果の作用機序について報告されています。

グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスによる美白作用

セラミド産生促進作用の他、美容効果として含有成分であるフィトールによる美白作用が報告されています。

フィトールは天然に存在する直鎖上ジテルペンアルコール(生体物質)の一つで、ビタミンEやビタミンKの前駆体としても知られています。

フィトールから生合成されたビタミンEの抗酸化作用によるメラニン産生抑制、ビタミンKによる血流促進作用による肌の明るさの向上効果が美白作用に関与していると考えられています。

パイナップル果実由来グルコシルセラミド フィトール ビタミンE(抗酸化作用→メラニン産生抑制) ビタミンK(血流促進作用→明るさ)

引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果 作用機序①-2

グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスの摂取および、肌への塗布による美容効果の作用機序について報告されています。

〈グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスによる
                     肌バリア機能の改善作用〉

摂取されたグルコシルセラミドは消化の過程でセラミドに分解され、リンパ液をめぐり、皮膚に作用すると考えられています。
また、グルコシルセラミドを肌に塗布することで、角質浸透し、β‐グルコセレブロシダーゼにより分解され角質中のセラミド源となることが確認されています。

パイナップル果実エキスの美容効果 作用機序①-2

引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果 作用機序①-1

グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスの美容効果について検討がされています。
多角的な検討から、グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスには大きく分けてバリア機能改善作用と美白作用の2つの美容効果が認められました。

研究により示された各作用の作用機序について報告されています。

〈グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスによる肌バリア機能の改善作用〉

ヒトの細胞(表皮角化細胞)を用いた遺伝子発現の研究から、グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスの処方により、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)という酵素の産生を指示するmRNAの発現が亢進され、セラミドの合成がより進むことが確認されました。
合成されたセラミドは肌のバリア機能に関与することになります。


引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果⑦(5/5)

グルコシルセラミド配合製剤を塗布することに加え、同時に摂取することで紫外線照射惹起色素沈着部位の美白作用の向上が見られるかについても検証されています。

グルコシルセラミド配合製剤の塗布期間にグルコシルセラミド配合製剤とグルコシルセラミド無配合(プラセボ)製剤を摂取した場合のメラニン量低下について改善効果の報告がされています。

メラニン量(%)=A / B ×100

 A:各試験日のメラニン量
 B:試験0日目のメラニン量

グルコシルセラミド配合製剤(外用剤)の塗布期間中に、グルコシルセラミド配合製剤(内服剤)の摂取を行った時のメラニン量低下率の検討
グルコシルセラミド配合製剤(外用剤)の塗布期間中に、
グルコシルセラミド配合製剤(内服剤)の摂取を行った時のメラニン量低下率の検討

引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果⑦(4/5)

グルコシルセラミド配合製剤を塗布することに加え、同時に摂取することで紫外線照射惹起色素沈着部位の美白作用の向上が見られるかについても検証されています。

グルコシルセラミド配合製剤の塗布期間にグルコシルセラミド配合製剤とグルコシルセラミド無配合(プラセボ)製剤を摂取した場合の肌の明るさ(L*値)の改善効果の報告がされています。

測定機器:CM-700d Spectrophotometer(コニカミノルタ社)

内外美容効果 美白作用の相乗効果の検討イメージ
グルコシルセラミド配合製剤(外用剤)の塗布期間中に、グルコシルセラミド配合製剤(内服剤)の摂取を行った時の肌の明るさ(⊿L値)の検討

引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果⑦(3/5)

グルコシルセラミド配合製剤を摂取することに加え、同時に塗布することで紫外線照射惹起色素沈着部位の美白作用の向上が見られるかについて検証しています。

グルコシルセラミド配合製剤の摂取期間にグルコシルセラミド配合製剤とグルコシルセラミド無配合(プラセボ)製剤を摂取した際の肌の明るさ(L*値)の改善効果の報告がされています。

内外美容効果 美白作用の相乗効果の検討イメージ
グルコシルセラミド配合製剤(内服剤)の摂取期間中に、グルコシルセラミド配合製剤(外用剤)の塗布を
行った時の肌の明るさ(⊿L値)の検討
測定機器:CM-700d Spectrophotometer(コニカミノルタ社)

引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果⑦(2/5)

グルコシルセラミド配合製剤を摂取することに加え、同時に塗布することで紫外線照射惹起色素沈着部位の美白作用の向上が見られるかについて検証しています。

グルコシルセラミド配合製剤の摂取期間にグルコシルセラミド配合製剤とグルコシルセラミド無配合(プラセボ)製剤を摂取した際の肌の明るさ(L*値)の改善効果の報告がされています。

内外美容効果 美白作用の相乗効果の検討イメージ
グルコシルセラミド配合製剤(内服剤)の摂取期間中に、グルコシルセラミド配合製剤(外用剤)の塗布を行った時の肌の明るさ(⊿L値)の検討
測定機器:CM-700d Spectrophotometer(コニカミノルタ社)

引用:粧技誌