栄養を逃さないパイナップルの食べ方

はじめに

パイナップルは、その甘くて酸っぱい風味と栄養価の高さで知られるフルーツです。ビタミンC、マンガン、そして特に抗炎症作用を持つブロメラインなど、豊富な栄養素を含んでいます。しかし、これらの栄養素を最大限に活用するためには、適切な食べ方が重要です。このコラムでは、栄養を逃さずにパイナップルを楽しむ方法についてご紹介します。

パイナップルの栄養を活かすには

パイナップルの選び方

栄養を最大限に取り入れるためには、まず適切なパイナップルを選ぶことが重要です。熟れたパイナップルは、甘みと栄養価が高まります。選ぶ際には、外皮の色が黄金色で、甘い香りがするものを選びましょう。また、葉が鮮やかな緑色で、軽く引っ張ると簡単に抜けるものが良い指標です。

栄養素を保持するカット方法

パイナップルをカットする際には、栄養素を損なわないように注意が必要です。まず、パイナップルの上下を切り落とし、外皮を薄く剥きます。この時、パイナップルの目の部分をできるだけ残さないようにすると、食感が良くなります。中心部分は硬く食べにくいため、取り除くと良いでしょう。カットしたパイナップルは、空気に触れると栄養素が酸化しやすいため、食べる直前にカットするか、密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。

パイナップルの栄養を活かす食べ方

パイナップルはそのまま食べるのが最も一般的ですが、栄養を逃さずに摂取するためには、様々な食べ方があります。例えば、スムージーやジュースにすることで、ビタミンCやブロメラインを手軽に摂取できます。また、サラダやデザートに加えることで、食事の栄養バランスを高めることができます。ただし、加熱するとブロメラインの酵素活性が失われるため、生での摂取が推奨されます。
栄養を逃さないパイナップルの食べ方

おわりに

パイナップルは、美味しくて栄養価の高い素晴らしいフルーツです。適切な選び方、カット方法、そして食べ方を実践することで、その栄養を最大限に活かすことができます。日々の食生活にパイナップルを取り入れることで、健康と美容の両方に貢献することが期待できます。美味しくて栄養満点のパイナップルを、ぜひ積極的にお楽しみください。

監修

江口  文陽
江口  文陽教授
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授、2021年4月より東京農業大学学長に就任

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長
2021年04月 - 継続中 東京農業大学 学長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会