そもそもセラミドって

肌の表面は角質で覆われています。角質は表皮細胞が死滅し層になったもので、この角質どうしを結合させているのがセラミドと呼ばれる脂質です。セラミドは脂質すなわち油ですが、水を抱え込む性質を持っています。
セラミドは肌のバリア機能や水分量の保持に重要な役割をはたしています。
昨今では、工業的に抽出や合成されたセラミドを美容ドリンクとして摂取する、美容液として塗布することによっても肌の機能性を改善することができることが研究結果により得られています。

植物由来グルコシルセラミドとパイナップルセラミド

人の肌では7種類のセラミドが知られていますが、さらに分子構造の違いで多くの種類が存在します。
セラミドに糖(グルコース)が結合したものがグルコシルセラミドとされ、米やトウモロコシ、大豆、コンニャク芋などの植物から抽出されたものを植物性グルコシルセラミドと呼びます。
植物性セラミドは低刺激で肌の保湿性を高める素材として認知度を高めていますが、私共は加えて美白効果を有することが示唆されているパイナップル果実由来のセラミドであるパイナップルセラミドに注目しました。

図1  パイナップル由来の主要なグルコシルセラミド構造

監修

江口  文陽
江口  文陽教授
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会