パイナップル果実エキスの美容効果⑦(4/5)

グルコシルセラミド配合製剤を塗布することに加え、同時に摂取することで紫外線照射惹起色素沈着部位のメラニンを抑える作用の向上が見られるかについても検証されています。

グルコシルセラミド配合製剤の塗布期間にグルコシルセラミド配合製剤とグルコシルセラミド無配合(プラセボ)製剤を摂取した場合の肌の明るさ(L*値)の改善効果の報告がされています。

測定機器:CM-700d Spectrophotometer(コニカミノルタ社)

グルコシルセラミド配合製剤の外用塗布に加え、同時に内部からの摂取を組み合わせて紫外線による色素沈着の改善を評価する研究が行われています。

この研究は、グルコシルセラミドを含む製剤を皮膚に塗布するだけでなく、同時に内部からも摂取することにより、色素沈着の部位である肌の明るさが向上するかどうかを検証しています。

特に、グルコシルセラミド配合製剤の外用塗布と同時に、グルコシルセラミド無配合(プラセボ)製剤を内部から摂取した場合の肌の明るさ(L*値)に焦点が当てられています。L*値は、肌の色相や明るさを数値で表す指標であり、肌の明るさの変化を客観的に評価するために用いられています。

この研究では、肌の明るさの改善効果を評価するために、CM-700d Spectrophotometer(コニカミノルタ社)という測定機器が使用されました。この装置は、肌の色や明るさを高精度で測定するための非常に信頼性の高いツールとして知られています。

以上のように、外用塗布と内部摂取を組み合わせたアプローチにより、紫外線によって引き起こされる色素沈着の部位における肌の明るさの改善が評価されています。この評価には高精度な測定機器が使用されており、科学的な手法に基づいた客観的な結果が得られています。

内外美容効果 メラニンを抑える作用の相乗効果の検討イメージ
グルコシルセラミド配合製剤(外用剤)の塗布期間中に、グルコシルセラミド配合製剤(内服剤)の摂取を行った時の肌の明るさ(⊿L値)の検討

引用:粧技誌

監修

江口  文陽
江口  文陽学長
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授、
2021年4月より東京農業大学 学長に就任、
2023年7月より東京農業大学 理事長に就任

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長
2021年04月 - 継続中 東京農業大学 学長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会