パイナップル果実エキスの美容効果 作用機序②-1

グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスの摂取および、肌への塗布による美容効果の作用機序について報告されています。

グルコシルセラミド含有パイナップル果実エキスによる美白作用

セラミド産生促進作用の他、美容効果として含有成分であるフィトールによる美白作用が報告されています。

フィトールは天然に存在する直鎖上ジテルペンアルコール(生体物質)の一つで、ビタミンEやビタミンKの前駆体としても知られています。

フィトールから生合成されたビタミンEの抗酸化作用によるメラニン産生抑制、ビタミンKによる血流促進作用による肌の明るさの向上効果が美白作用に関与していると考えられています。

パイナップル果実由来グルコシルセラミド フィトール ビタミンE(抗酸化作用→メラニン産生抑制) ビタミンK(血流促進作用→明るさ)

引用:粧技誌

監修

江口  文陽
江口  文陽教授
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授、2021年4月より東京農業大学学長に就任

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長
2021年04月 - 継続中 東京農業大学 学長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会