パイナップルのお話

パイナップルの基礎知識

世界の熱帯地域のトロピカルフルーツにおいて、バナナに次ぐ生産量を誇る最も代表的なフルーツとして親しまれています。
原産地はアメリカ大陸の熱帯地域とされていて、かのコロンブスがヨーロッパに持ち帰り世界中に広がったと言われています。
名前の由来ですが、松 (pine) リンゴ(apple)が表すように、
外見は松ぼっくりの様で、リンゴのような甘い香りがすることから
こう呼ばれはじめたそうですがみなさんはどう思われますか?


パイナップルは、南米原産の熱帯果実で、世界中で栽培されています。果肉は黄色く甘く、酸味もあります。果皮には、硬い鱗片が付いており、内部には多数の繊維状の芯があります。パイナップルは、生食やジュース、加工食品などに使われ、美味しいだけでなく、栄養価も高い果物として知られています。

パイナップルには、ビタミンCやマンガン、銅、ビタミンB群など、多くの栄養素が含まれています。ビタミンCは、免疫力を高める効果があり、マンガンは骨の健康に役立ちます。また、パイナップルに含まれる酵素「ブロメリン」は、消化を助ける効果があり、タンパク質を分解する作用があります。

パイナップルは、栄養価が高いだけでなく、美容効果もあります。パイナップルに含まれるビタミンCや抗酸化物質は、肌の細胞を保護し、シミやシワの原因となる活性酸素を抑制する効果があります。また、パイナップルに含まれるブロメリンは、角質を柔らかくし、肌のターンオーバーを促進する効果があるため、古い角質を取り除き、肌を滑らかにする効果があります。

以上のように、パイナップルは美味しく栄養価が高いだけでなく、美容効果もあります。しかし、アレルギーやアレルギー様症状を引き起こすこともあるため、食べ過ぎには注意が必要です。また、パイナップルには酸味があるため、消化器官に負担をかけることもあります。

パイナップルの基礎知識

パイナップルの栄養について

パイナップルにはさまざまな栄養素が含まれています。
糖質の分解を助け、代謝を促すビタミンB1を多く含み、さらにビタミンB2やC、クエン酸などとの相乗効果により疲労回復や夏バテ、老化防止などに効果があります。
そのうえ、豊富に含まれた食物繊維やパイナップル特有の消化酵素としてしられるブロメラインが、肉類の消化や腐敗物の分解を助け腸内環境を良く維持するのです。
低カロリーで、ダイエットにも向いた健康食品としても人気なフルーツですが、さらに女性にはうれしい機能性成分を含んでいることがわかりました。


パイナップルには、ビタミンC、マンガン、ビタミンB群、カリウム、食物繊維、ブロメリンなどの栄養素が豊富に含まれています。ビタミンCは免疫力や肌のハリや弾力を維持するために、マンガンは骨の健康を維持するために、ビタミンB群はエネルギー生産や神経機能維持、カリウムは血圧調節、食物繊維は腸内環境の調整、ブロメリンはタンパク質の分解や消化を助ける効果があります。これらの栄養素が豊富に含まれていることから、パイナップルは健康や美容に役立つ効果が期待できます。

パイナップルの栄養について

監修

江口  文陽
江口  文陽教授
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授、2021年4月より東京農業大学学長に就任

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長
2021年04月 - 継続中 東京農業大学 学長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会