パイナップル果実エキスの美容効果⑤ 美白作用

B16メラノーマ細胞を用いた美白作用の検討を行ったパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材についてメラノサイトを含むヒト皮膚三次元モデルでも美白作用を検討をしています。
メラノサイト含有ヒト皮膚三次元モデルの培養系にパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材を処方し、16日間培養後に産生されるメラニン量からメラニン産生抑制作用及び細胞の活性値から細胞毒性(細胞の増殖に影響がないこと)を検討しています。

検討の結果、B16メラノーマ細胞使用時と同様に、パイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材の処方量に対し、濃度依存的にメラニンの産生量が減少したことが確認され、いずれの添加濃度においても細胞毒性を示さないことが確認されました。


引用:粧技誌

監修

江口  文陽
江口  文陽教授
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授、2021年4月より東京農業大学学長に就任

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長
2021年04月 - 継続中 東京農業大学 学長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会