食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果➃)

食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果➃)

遺伝子の発現調節 動物実験によるグルコシルセラミドの給餌でいくつかの遺伝子の発現がマイクロアレイを用いた網羅的解析により確認されています。 ケラチン合成に関する遺伝子 角質細胞の密着結合に関

食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果③)

食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果③)

培養細胞を用いた研究-1 培養細胞、3次元ヒト皮膚モデル細胞を用いた研究からグルコシルセラミドの代謝産物であるスフィンゴイド塩基がセラミド合成系へ影響を与えているのに加え、細胞内代謝に影響を

食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果②)

食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果②)

セラミド合成酵素発現に関する研究-1 グルコシルセラミド混合飼料を摂取したマウスの皮膚バリア機能の向上効果が皮膚からの水分蒸散量の低下から得られていますが、同時にセラミド合成酵素の発現に関与

食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果①)

食事性グルコシルセラミドの機能性(皮膚バリア機能に及ぼす効果①)

ヘアレスマウスを用いた研究-1 マグネシウム欠乏飼料(HR-AD)を給餌することでアトピー性皮膚炎を誘発させてたヘアレスマウスにグルコシルセラミド混合飼料を与えたところ、通常飼料摂取のマウス

食事性グルコシルセラミドの機能性(接触性皮膚炎に及ぼす効果③)

食事性グルコシルセラミドの機能性(接触性皮膚炎に及ぼす効果③)

接触性皮膚炎モデルマウスを用いた研究の結果から、グルコシルセラミドの摂取により炎症性サイトカインの生成を抑制することができると考えられます。 このことは皮膚炎の症状緩和のみならず、サイトカイ

食事性グルコシルセラミドの機能性(接触性皮膚炎に及ぼす効果②)

食事性グルコシルセラミドの機能性(接触性皮膚炎に及ぼす効果②)

● 接触性皮膚炎のモデルマウスを用いた研究  オキザゾロンを耳に塗布したモデルマウスにグルコシルセラミドを経口摂取させたところ、炎症部の肥厚化や水分含有量の低下、リンパ節重量の増加、肥満細胞

食事性グルコシルセラミドの機能性(接触性皮膚炎に及ぼす効果①)

食事性グルコシルセラミドの機能性(接触性皮膚炎に及ぼす効果①)

植物由来のグルコシルセラミドが吸収されにくいという研究報告があるなか、グルコシルセラミドがもたらす生理効果も多数報告されています。 植物由来のグルコシルセラミドは、皮膚の保湿やバリア機能の向

食事性グルコシルセラミドの機能性②

食事性グルコシルセラミドの機能性②

食事成分としてのグルコシルセラミドの有用性は様々な研究から示唆されていますが、実際には食事成分として摂取したグルコシルセラミドは消化管ではほとんど吸収されないという研究報告もあります。 これ

食事性グルコシルセラミドの機能性

食事性グルコシルセラミドの機能性

食事成分として摂取されたスフィンゴ脂質が様々な生理活性を持つことが多くの研究から報告されています。 植物性のスフィンゴイド脂質であるグルコシルセラミドには動物性のものに比べ種類も多く、その有

植物由来グルコシルセラミドの食品機能性 ⑩

植物由来グルコシルセラミドの食品機能性 ⑩

ここまで、植物由来グルコシルセラミドの経口摂取による機能性の検討がされてきました。 グルコシルセラミドの代謝産物であるスフィンゴイド塩基が小腸または大腸にて吸収、作用することで肌の保湿効果、