パイナップル果実エキスの美容効果⑥ 肌荒れ改善効果(2/3)

人為的な肌荒れに対するグルコシルセラミド配合製剤の塗布による改善効果を水分蒸散量を測定することで評価しています。

肌荒れ惹起前の蒸散量(TEWL値)を100%として、試験開始1,7,14,21,28日目の蒸散量の変化率(TEWL%) を算出しています。

SDS処理1日後で水分蒸散量は著しく増加しますが、グルコシルセラミド配合製剤を塗布した群では無配合製剤を塗布した群と比べ、すべての試験日で水分蒸散量が低下する傾向が見られ、特に14日後の水分蒸散量は有意に低下する結果が得られました。


引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果⑥ 肌荒れ改善効果(1/3)

パイナップル果実由来グルコシルセラミドの肌荒れ改善効果が報告されています。
臨床試験にて人為的に肌荒れを惹起した後、肌荒れ箇所にグルコシルセラミド配合製剤を塗布し、水分蒸散量および角層セラミド量を測定比較することで検討を行っています。

試験条件
 対象者 : 健常者11名(男性5名、女性6名、平均年齢33±7歳)

 肌荒れの惹起方法 :
  前腕内側部2.0×3.5cm角に5%ドデシル硫酸ナトリウム(SDS)水溶液1mlを30min貼付

 処置 :
  パイナップル果実由来グルコシルセラミド2%配合製剤(対照:無配合製剤)
  1日2回、28日間の連続塗布

 評価:
  水分蒸散量 測定ポイント 肌荒れ惹起前、処置1、7、14、21、28日後の6点
  セラミド量 肌荒れ惹起前、処置28日目

水分蒸散量検討結果 ⇒ (2/3) セラミド量検討結果 ⇒ (3/3)


引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果⑤ 美白作用

B16メラノーマ細胞を用いた美白作用の検討を行ったパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材についてメラノサイトを含むヒト皮膚三次元モデルでも美白作用を検討をしています。
メラノサイト含有ヒト皮膚三次元モデルの培養系にパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材を処方し、16日間培養後に産生されるメラニン量からメラニン産生抑制作用及び細胞の活性値から細胞毒性(細胞の増殖に影響がないこと)を検討しています。

検討の結果、B16メラノーマ細胞使用時と同様に、パイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材の処方量に対し、濃度依存的にメラニンの産生量が減少したことが確認され、いずれの添加濃度においても細胞毒性を示さないことが確認されました。


引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果④ 美白作用

保湿・セラミド産生促進作用を示したパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材を用いて、美白作用についても検討をしています。
メラニンを産生するB16メラノーマ細胞の培養系にパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材を処方し、4日間培養後の産生されるメラニン量からメラニン産生抑制作用を検討することができます。

検討の結果、パイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材の処方量に対し、濃度依存的にメラニンの産生量が減少したことが確認されました。


引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果③ 保湿・セラミド産生促進作用

パイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材をヒト表皮細胞に処方することで、セラミドの生合成を促進するとされるセリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)の遺伝子発現促進効果が確認されたことから、ヒトの皮膚に模して作成された3次元皮膚モデルを用いて、セラミドの産生への作用を検討しています。

検討の結果、パイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材の処方量に対し、濃度依存的にセラミドの産生量が増加したことが確認されました。


引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果② 保湿・セラミド産生促進作用

AQP3およびHAS3の遺伝子発現促進作用が認められたパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材の添加試験系にて、セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)の遺伝子発現促進作用を評価しています。

セリンパルミトイルトランスフェラーゼ(SPT)はセラミドが細胞内で生合成される際の元となる物質(3-ケトジヒドロスフィンゴシン)の生成反応を触媒する酵素であり、この酵素の遺伝子発現の増加がセラミドの生合成の促進を促すとされています。

引用:粧技誌

パイナップル果実エキスの美容効果① 保湿・セラミド産生促進作用

植物由来のセラミド(グルコシルセラミド)が肌の保湿性を高める素材として注目されており、化粧品素材だけでなく、食品素材としても認知度が高まっています。
パイナップルの果実から開発されたグルコシルセラミド食品素材の肌に対する有用性について報告されています。

ヒトの表皮の主要な細胞である表皮角化細胞にパイナップル果実由来グルコシルセラミド食品素材を添加し培養することによるアクアポリン3(AQP3)およびHAS3の遺伝子発現促進作用を評価しています。

AQP3は皮膚の保湿や創傷治癒に密接に関わる遺伝子であり、この遺伝子が欠損したマウスは皮膚乾燥の症状を発現します。
HAS3は表皮におけるヒアルロン酸の合成に関わる遺伝子であり、ヒアルロン酸は水分保持、弾力性維持、細胞の移動や分化、増殖など多様な役割を担っています。


引用:粧技誌

臨床試験 パイナップルセラミドの美肌効果②

製品化されたパイナップルセラミド含有ソフトカプセルの美容効果を検証するための臨床試験が行われています。
肌の水分量およびバリア機能の向上効果の検討(パイナップルセラミドの美肌効果①)に引き続き、メラニン量と色差計を使用した肌の明るさについての検討結果が報告されています。

パイナップルセラミド含有ソフトカプセル摂取群がプラセボソフトカプセル摂取群と比較して、メラニン量が有意に減少し、肌が明るくなる(L*値が上昇)という結果が得られています。


引用:FOOD STYLE21

臨床試験 パイナップルセラミドの美肌効果①

パイナップルセラミドは、その有用性が着目され、すでに食品素材として製品化されているものがあります。
これら食品の美容効果を検証するための臨床試験が行われています。

肌の乾燥が気になる日本人女性11名を2グループに振り分けパイナップルセラミド配合ソフトカプセルとプラセボソフトカプセルをそれぞれ経口にて継続摂取し、摂取前と摂取4週後の肌パラメーターを測定しています。

肌の水分量およびバリア機能の指標となる経皮水分蒸散量の変化を測定しました。
パイナップルセラミド含有ソフトカプセルを摂取することにより、肌の水分量は増加、経皮水分蒸散量は減少してバリア機能が向上しているという結果が得られています。

引用:FOOD STYLE21

真皮をターゲットにした機能性②(in vitro機能性の検討)

真皮組織の主要な細胞である皮膚線維芽細胞は細胞外マトリックスを形成するコラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチン等のタンパク質を産生しています。
線維芽細胞のこれらタンパク質の産生能低下は細胞外マトリックスの量的な減少を引き起こし、多くの肌トラブルの原因ともなります。

本研究では線維芽細胞の培養系にパイナップルセラミドを処理したことによる、Ⅰ型コラーゲン、ヒアルロン酸、エラスチンの産生能の向上を検討しています。

引用:FOOD STYLE21