パイナップルセラミドの機能性

美白効果

シミの原因であるメラニンの産生に対する効果をメラニン産生細胞を含む3次元皮膚モデルを用いて検討しました。
パイナップルセラミドを処理した3次元皮膚モデルはメラニンの産生が抑制される結果が得られています。

図3 ヒト3次元皮膚モデルでのメラニン産生抑制作用(培養終了後の顕微鏡写真)

抗シワ効果

紫外線暴露により形成されるシワに対する効果をヘアレスマウスで検討しました。
食品用パイナップルセラミドを摂取したマウスは、摂取していないマウスに比べシワの形成が有意に抑制される結果が得られています。

図2 紫外線照射によるシワ形成の抑制作用(シワ体積率)

保湿効果

肌の水分保持には真皮中の細胞から産生されるヒアルロン酸と皮膚細胞での水分運搬に携わるたんぱく質(アクアポリン)が重要な役割を担っています。化粧品用パイナップルセラミドを処理することでヒアルロン酸産生能の向上と、皮膚細胞での水分の運搬に携わるたんぱく質が活発に働くようになることをそれぞれ、遺伝子の発現を調べることで検討しました。

パイナップルセラミドを処理することで、ヒアルロン酸合成酵素およびアクアポリンのmRNAの発現量が増加したことから、保湿効果が向上する結果が得られています。

図5 アクアポリン3(AQP3) mRNA発現促進作用
図4 ヒアルロン酸合成酵素3(HAS3) mRNA発現促進作用

バリア機能向上効果

セラミドは肌のバリア機能において重要な構造を形成しています。セラミドの不足はバリア機能の低下を意味します。
パイナップルセラミドを処理することで、セラミドの産生促進効果を3次元皮膚モデルを用いて検討しました。

パイナップルセラミドを処理した3次元皮膚
モデルはセラミドの量が向上している結果が得られています。

図7 ヒト3次元皮膚モデルでのセラミド産生促進効果

引用:『美肌科学の最前線』シーエムシー出版

監修

江口  文陽
江口  文陽教授
1965年群馬県生まれ、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程修了(博士)、日本学術振興会特別研究員、東京農業大学非常勤講師、高崎健康福祉大学助教授、教授を経て2012年4月東京農業大学教授。同大学院指導教授

出身学校
1984年04月 - 1988年03月 東京農業大学 農学部 林学科(林産学コース) 卒業

取得学位
東京農業大学 - 博士(林学)

学内職務経歴
2012年04月 - 継続中 東京農業大学 地域環境科学部 森林総合科学科 教授
2016年04月 - 継続中 東京農業大学 (その他の組織) 東京農業大学「食と農」の博物館 館長

所属学会・委員会 等
1985年04月 - 継続中 日本木材学会
1988年06月 - 継続中 日本きのこ学会
1995年04月 - 継続中 日本炎症再生医学会
1995年04月 - 継続中 日本農芸化学会
1995年05月 - 継続中 応用薬理研究会

その他機能について